「王手」のドジャースとメッツ第５戦、あす１９日は午前６時過ぎ開始

先頭打者本塁打を放ち、ベンチに向けて左手を突き上げ喜ぶ大谷（１７日）＝片岡航希撮影

　米大リーグのナ・リーグ優勝決定シリーズ（７回戦制）、メッツ（東地区３位）―ドジャース（西地区１位）第５戦は１８日（日本時間１９日）、ニューヨークで行われる。ドジャースが勝てば４年ぶりのワールドシリーズ進出が決まる大一番で、大谷翔平が３試合連続ホームランを放つかどうかも楽しみだ。その注目の一戦の開始時刻は、日本時間午前６時８分に設定された。ドジャース戦が午前６時過ぎに始まるのは、今季のポストシーズンでは初めて。午前８～９時頃が多いのに、なぜあすは早朝なのか。（デジタル編集部）

　大リーグのポストシーズンは、試合日や開始時間を調整し、テレビ視聴者が多くの試合をナマで観戦できる仕組みになっている。ドジャースとメッツのナ・リーグ優勝決定シリーズは、第１、３、４戦は日本時間午前９時過ぎに始まっていた。これは、ニューヨークのある米国東部時間では午後８時過ぎのゴールデンタイム、ロサンゼルスなどの西海岸では午後５時過ぎと、比較的テレビ観戦しやすい時間だ。

　一方、ヤンキースとガーディアンズが対戦するア・リーグ優勝決定シリーズ（ＬＣＳ）も行われていて、当然、なるべくゴールデンタイムに試合が行われるように調整されている。移動日が１日ずれて試合が１日に１試合しかない日があるのはそのためだが、２試合とも行われる場合は、そのうち１試合は、東部時間で午後４～５時頃に試合が始まる。

　実際、ドジャース戦は第２戦が東部時間午後４時過ぎ、つまり日本時間午前５時過ぎの開始だった。あす１９日の第５戦も１時間遅いものの、午前６時過ぎからの開始で、いずれもア・リーグの試合が東部時間のゴールデンタイムに行われる。

　第４戦後の記者会見で大谷は、日本では朝からテレビ観戦していることについて、「時間帯的に、（日本のファンは）見られたり、見られなかったり、だと思う。（きょう）見られた人は、由伸もいいピッチングしましたし、自分自身も、もっともっと活躍できるように頑張りたい」と話した。

　大谷の活躍を、もっともっと見たい日本のファンは、あすの土曜は早起きする必要がある。