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「赤西」「織田信長」など共通アカウントから指示…闇バイト強盗の関連疑い事件、6都道県19件に拡大

読売新聞 / 2024年10月18日 20時58分

警視庁

 SNSの「闇バイト」を実行役にした強盗事件を巡り、関連が疑われる事件は6都道県で19件に上ることが捜査関係者への取材でわかった。このうち11件は、指示役が使っていた秘匿性の高い通信アプリのアカウントが重複するなどしており、同一のグループとみられる。被害が集中する東京、埼玉、神奈川、千葉の4都県警は18日、約300人態勢の合同捜査本部を設置。指示役らの特定に全力を挙げる。

 捜査関係者によると、8月下旬から相次いだ一連の事件では、強盗致傷や監禁容疑などで30人以上の実行役らが逮捕されている。このうち5都県の11事件で、指示役のアカウントが約30個確認された。

 このうち、「赤西」のアカウントは神奈川県鎌倉市の質店(9月3日)など4事件で浮上。「小山」のアカウントは同市の事件に加え、さいたま市西区の住宅(同18日)など計4事件で使われていた。

 栃木県芳賀郡では9月11日に住居侵入未遂事件が発生し、実行役は「織田信長」「明智光秀」などのアカウントから指示を受けていた。「織田信長」のアカウントからは、前日の同10日深夜~翌11日未明に東京都練馬区の駐車場で起きた監禁事件でも指示が出ていた。

 今月17日に千葉県市川市の住宅で女性が連れ去られた事件で、監禁容疑で現行犯逮捕された男(26)の指紋が、横浜市青葉区で起きた強盗殺人事件と、千葉県船橋市の強盗致傷事件の現場でも検出された。

 合同捜査本部は、確認された19件のうち、4都県で発生した14の強盗事件を重点的に捜査。他の5事件についても各県警などと情報共有し、関連を調べる。

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