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巨人ナインの30%は「初めてのCS」、重圧?その一人赤星が暴投…主将・岡本「最後まで何があるか分からない」

読売新聞 / 2024年10月19日 6時0分

2回無死、先制のソロを放つ岡本和

 プロ野球のセ・パ両リーグのクライマックスシリーズ(CS)は18日、ファイナルステージ第3戦が行われ、パは、ソフトバンクが日本ハムを3―2で下して3連勝。アドバンテージの1勝を含む通算4勝0敗で4年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。最優秀選手にはソフトバンクの山川が選ばれた。セは、DeNAが巨人を2―1で破って3連勝とし、日本シリーズ進出に王手をかけた。セの第4戦の予告先発は巨人が井上、DeNAがジャクソンと発表された。

 DeNAが逆転勝ちして3連勝。四回、オースティンのソロで追いつき、五回二死三塁から暴投で勝ち越した。先発の吉野は3回1失点で、その後は4投手の継投で逃げ切った。巨人は二回に岡本和のソロでCSで初めて先取点を挙げたものの、追加点を奪えず。

 CSは8シーズン目となる巨人の丸が、経験談をこう語る。「いつも通りやれるかは大事。でも多分、いつも通りにはやれないと思う」。レギュラーシーズンからのブランクに、独特の緊張感が重なる。短期決戦の難しさだ。巨人が投打でらしさを発揮できないまま、3連敗。この日は勝負を分けた1点が象徴的だった。

 同点の五回、2番手の赤星がマウンドへ。ところが、武器とする制球が定まらない。先頭の梶原にボール先行から安打を浴び、牧への4球目に二盗を許した。その後、二死三塁となり、打席にはオースティン。追い込んでから直球を引っ掛け、外角に外れる暴投となって決勝点を奪われた。

 対照的に、ファーストステージを勝ち抜いてきたDeNAには持ち味を存分に発揮されている。三回一死満塁、大城卓の中堅へ抜けようかという打球を二塁手の牧が飛びついて捕球。併殺となって好機がフイに。このビッグプレーの直後の四回、オースティンは失投を見逃してくれず、グリフィンが同点弾を浴びた。

 初戦の前日、阿部監督は練習前の円陣で、CSを経験したことがない選手に挙手を求めた。その数は3分の1前後に達し、2022年に入団した赤星もその一人。初戦は2点ビハインドの八回を三者凡退で抑えたが、2連敗で迎えた3戦目は1点もやれない重圧が増していたのは間違いない。

 ベテランと若手が躍動しながら、大混戦のセ・リーグを勝ち抜いてきた巨人が土俵際に追い込まれた。「最後まで何があるか分からない」と主将の岡本和。お株を奪われ、王者がこのまま終わるわけにはいかない。(福井浩介)

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