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上皇后さま90歳、能登半島地震の被災者に思い寄せ…歩行のリハビリに励まれる毎日

読売新聞 / 2024年10月20日 0時0分

 上皇后さまは20日、90歳(卒寿)の誕生日を迎えられた。今月6日に右大腿だいたい骨上部を骨折し、「骨接合術」という手術を受けられたが、術後の経過は順調という。お住まいの仙洞せんとう御所(東京・元赤坂)で毎日2回、計約1時間の歩行のリハビリに励まれている。

 宮内庁によると、上皇后さまは、地震と大雨に見舞われた石川県能登半島の被災地を案じ、直後には外出を控えるなど、被災者に思いを寄せられてきた。

 今年は、天皇、皇后両陛下の長女愛子さま(22)が大学を卒業し、秋篠宮家の長男悠仁さま(18)は成年を迎えられた。上皇后さまはお二人の成長を喜ぶとともに、皇室の方々の活動を、上皇さまと静かに見守られている。

 児童文学や音楽を通じた人々とのつながりを、今も大切にされている。2022年に86歳で亡くなった児童文学者の松岡享子さんの著書「子どもと本」は、長く上皇后さまの机に置かれ、再読されている様子という。ご夫妻の結婚時、「祝典行進曲」を作曲した團伊玖磨だんいくまの生誕100年記念コンサートなどにも足を運ばれた。

 朝食後は、ご夫妻で日課の本の音読をされている。現在は、上皇さまが選ばれた「戦争と沖縄」(池宮城秀意・著)を読まれている。

 当面は車いすの生活が続くが、側近は「上皇さまを支えたいとの気持ちを常に持たれている。早く以前と同様に歩けることを願われていると思う」と話す。

 20日はお住まいで、祝賀行事に臨まれる。昨年同様、質素な形式で行うという。

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