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立教大を箱根予選トップ通過に導いた新監督…駒沢大コーチから転身、泥臭い練習でチーム底上げ

読売新聞 / 2024年10月19日 18時39分

力走する立大の選手ら(手前)(19日)=後藤嘉信撮影

 陸上・第101回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会(19日・陸上自衛隊立川駐屯地―国営昭和記念公園)――ハーフマラソン(21・0975キロ)のコースで43チームが参加して行われ、各チーム上位10人の合計タイムで上位の10校が来年1月2、3日の本大会出場を決めた。1位の立大は3大会連続、2位の専大は2大会ぶりの通過。10番目の枠は順大が獲得し、11位の東農大は1秒差で涙をのんだ。本大会は連覇を狙う青学大などシード10校と、予選会敗退校の選手で編成する関東学生連合の計21チームで行われる。

創立150周年、シード権狙う

 復権への歩みが、新たな段階に入ったことを示した。前々回で55年ぶりに本大会への切符を得た立大が、2年を経てトップで通過。全体15位で仲間を先導した馬場賢人(3年)は「チーム全体が、より上昇志向になっている」と胸を張った。

 駒大コーチから転身し、4月に就任したばかりの高林祐介監督(37)は集団走ではなく、各自に緩やかな目安タイムだけを設定。「それぞれ役割を考え、ラスト5キロで勝負できるように自己管理を」と指示した。

 自主性と責任感を持たされた選手たちは、「日本人の先頭集団に食らいつく想定通りの走り」という馬場を筆頭に8人が個人100位以内。一部主力を故障で欠きながら、10番手は137位と出場校トップだった。

 従来のスピード重視から、「練習メニューの方向性がやや変わった」と主将の安藤圭佑(4年)が言うように、新体制で駒大仕込みの泥臭さが加わった。アップダウンでの地道な脚づくり、ゆったりとしたペースでの距離走で、土台の底上げは着実に図られつつある。

 ここ2年はいずれも予選会6位通過で、本大会では18位、14位と一歩ずつ前進。今年は立教学院創立150周年を迎え、本大会では10位以内のシード権獲得を掲げる。チーム3番手の国安広人(3年)も「この上ない順位での通過。シード権に一歩近づけた」。大きな自信を手に、新たな歴史を刻むべく箱根路に乗り込む。(井上敬雄)

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