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初のG7国防相会合、ガザでの即時停戦を要求…伊国防相「困難な課題に対処する決意を示す」

読売新聞 / 2024年10月19日 22時25分

19日、イタリア南部ナポリで行われたG7国防相会合=伊国防省提供、AFP時事

 【ナポリ(イタリア南部)=倉茂由美子、田村直広】先進7か国(G7)は19日、イタリア南部ナポリで国防相会合を開いた。パレスチナ自治区ガザでの即時停戦や人質の解放を改めて求め、イスラエル軍の攻撃を受けた国連レバノン暫定軍(UNIFIL)に対する支援の必要性を盛りこんだ共同声明を採択する方針だ。

 G7の国防相会合は初めて。ロシアのウクライナ侵略が続き、中東地域の戦闘拡大が懸念されることから、G7の安全保障協力の重要性が高まっているとして議長国イタリアが開催を呼びかけた。グイド・クロセット伊国防相は会合で「差し迫った困難な課題に対処する決意を示すため、ここに集まった重要性を強調したい」と述べた。

 中東情勢を巡っては、イスラエルとパレスチナが共存する「2国家解決」を支持すると改めて打ち出す。ロシアの侵略では、ウクライナへの揺るぎない支援を再確認し、主権や領土一体性を尊重した和平に向け、G7が重要な役割を果たしていく姿勢を明確にする。

 中谷防衛相は「自由で開かれたインド太平洋」の推進に対し、さらなる理解を呼びかけた。

 中谷氏は東・南シナ海で覇権主義的な活動を繰り返す中国の最近の動向を紹介し、力や威圧による一方的な現状変更の試みに反対を表明した。ウクライナ侵略を続けるロシアと関係を強化している北朝鮮への懸念も伝えた模様だ。

 17日にベルギーで開かれた北大西洋条約機構(NATO)国防相会合では、インド太平洋情勢に対する各国の関心が高かったことから、中谷氏はG7でも議論を主導し、地域情勢への認識の浸透を図った。

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