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「ミラクルメッツ」再現なるか、大谷翔平のドジャース相手に崖っぷち…残り敵地で2戦

読売新聞 / 2024年10月21日 8時41分

ナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦に勝利し喜ぶメッツの選手ら(18日)=片岡航希撮影

 米大リーグのナ・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)の第6戦は20日(日本時間21日)、ドジャース(西地区1位)とメッツ(東地区3位)がロサンゼルスで対戦する。1勝1敗でニューヨークの本拠地に移動して2連敗したメッツは、崖っぷちに立たされた18日の第5戦を12-6で勝利して意地を見せた。2勝3敗のメッツがワールドシリーズに勝ち上がるためには残り2連勝が必要だが、逆転に次ぐ逆転でのワールドシリーズ制覇を通じて語り継がれてきた「ミラクル・メッツ」の神話が敵地で生まれるか。(デジタル編集部)

レギュラーシーズン最終日にポストシーズン滑り込み

 今季のメッツはレギュラーシーズンでリーグ最後の1枠を射止めてポストシーズン進出を果たした。

 9月30日のレギュラーシーズン最終日にポストシーズン進出を決めたブレーブス戦は劇的な展開となった。七回まで0―3と劣勢に立たされながら、八回に一挙6点を奪って逆転し、その裏に再びリードを許して迎えた九回、リンドーの逆転2ランが飛び出して8-7と競り勝った。

 休む間もなく翌日から始まったブルワーズとのワイルドカードシリーズ(3回戦制)は1勝1敗のタイで迎えた第3戦、0-2と敗退濃厚の九回に、4番アロンソの3ランが飛び出し、4-2の逆転勝利で地区シリーズに進出した。

 フィリーズとの地区シリーズ(5回戦制)では、リードされた終盤に逆転して先勝すると、2勝1敗で迎えた第4戦では1点をリードされた六回にリンドーが満塁本塁打。これが決勝打となり、3勝1敗でドジャースとのリーグチャンピオンシップシリーズに駒を進めた。

創設8年目に「お荷物」球団が頂点へ

 「ミラクル・メッツ」の歴史は、半世紀以上前にさかのぼる。1962年に創設されたメッツは、初年度から4年連続リーグ最下位に低迷するなど振るわなかったが、69年にナ・リーグ東地区で優勝して「お荷物球団」の名前を返上する。通算311勝を挙げてサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を3度受賞したトム・シーバーを擁しての躍進で、リーグ優勝決定シリーズではブレーブス、ワールドシリーズでも強豪オリオールズを破り、初めて「ミラクル・メッツ」と呼ばれた。

 次は86年のシーズン。元巨人のデーブ・ジョンソン監督のもとで東地区を制すと、アストロズとのリーグ優勝決定シリーズは第5戦まで2試合でサヨナラ勝ち。3勝2敗で王手をかけた第6戦は九回に3点差を追いつくと、延長十六回の死闘を7-6で制した。

 レッドソックスと対戦したワールドシリーズでも、2勝3敗と王手をかけられた第6戦、延長十回二死走者なしの瀬戸際から2点差をはね返して逆転サヨナラ勝ち。最終第7戦も終盤の逆転で、69年以来17年ぶりの優勝を果たし、再び、「奇跡」の称号を手にした。

 メッツが第5戦を含め瀬戸際から3連勝での逆転勝ち上がりに向けた20日の第6戦は、第2戦でドジャースの大谷翔平を連続三振などで3打席封じた左腕、マナエアが先発する。

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