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[党首走る]共産党・田村委員長、移動中も演説内容検討や原稿チェックでフル回転…趣味のカラオケは封印

読売新聞 / 2024年10月21日 15時0分

移動中の車内で、タブレットやスマホを使い演説用の原稿を作成する共産党の田村委員長(20日、福島市で)=永井秀典撮影

 今年1月、100年超の歴史を持つ共産党で、初の女性委員長に就任した。歴代最長の23年にわたって委員長を務めた志位和夫氏からバトンを引き継ぎ、「全てがチャレンジ。委員長として戦う初の総選挙に気持ちが沸き立つ思いだ」と奮起して臨む。

 「タムトモ」の愛称で親しまれる。2019年、首相主催の「桜を見る会」を巡る問題で、安倍首相(当時)への追及姿勢が注目を集め、党内で「次世代のホープ」と目されるようになった。

 公示以降、趣味のカラオケを封印して「党の顔」として全国を飛び回る。移動の車や電車ではすぐにタブレットやスマートフォンを取り出し、演説内容を考えたり、原稿チェックをしたりと、休むいとまはない。

 ささやかな息抜きは、自宅で夫と1缶のビールを分けあって飲む晩酌。つかの間の休息で、遊説に向けた英気を養う毎日だ。

 党が直面する課題は山積している。党員数はピーク時の半分の約25万人に減り、高齢化も進む。他党と全国的な候補者調整を行わなかった今回選では、党としての力量が試されている。

 もっとも、政界を揺るがす自民派閥の「政治とカネ」の問題は、共産が追及を主導してきたとの自負がある。低迷する党勢を打開すべく、負けず嫌いな性格をバネに、街頭で「金権腐敗の根を断つ」と訴え続けていく。(政治部 前田毅郎)

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