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創価大・吉田響は箱根路で再び5区か、それとも2区か…出雲駅伝は「最低限の仕事」で9人抜き区間賞

読売新聞 / 2024年10月21日 17時28分

 いよいよ駅伝シーズンに突入した。大学3大駅伝の初戦となる10月14日の出雲全日本大学選抜駅伝では、国学院大が5年ぶり2度目の優勝を飾った。そのレースでは、前回箱根駅伝で山登りの5区を担った選手たちの、成長ぶりが際立った。(編集委員 近藤雄二)

2位を32秒引き離す

 4位の創価大では、2区(5・8キロ)の吉田響(4年)が他校の主力を全く寄せつけない、爆発的な走りを見せた。

 スタート時点は1位と26秒差の10位。そこから身長1メートル61の小柄な体をめいっぱい使い、一人また一人と前を抜く。4キロ付近では首位の青学大も抜き去り、一気に先頭に立つ9人抜き。

 「自分の位置でしっかり1番に持っていくことが仕事だったので、それを果たせてホッとした。最低限の仕事はできた」。区間2位に32秒差をつける区間賞に、会心の笑顔を輝かせた。

 前回箱根は5区9位。ゲームチェンジャーを自負していたが、苦手な冷雨に打たれ、力を出し切れなかった。その悔しさをバネに、今季は3000メートル、5000メートル、1万メートル、ハーフマラソンで自己新を連発。その勢いを、駅伝シーズン初戦でも体現した。

 榎木和貴監督は「あんな(高い)気温でも、自分のペースをひたすら刻める攻めの走りが彼の魅力。もう、人間離れしている」と、感嘆するしかなかった。

 箱根では再び5区に挑むのか、花の2区に登場するのか。他校のエースとの激突も楽しみになる、爆発的な走りだった。

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