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箱根路初V狙う国学院大、カギ握るウチナーンチュ…苦戦の「山登り」経て出雲駅伝5区で区間賞

読売新聞 / 2024年10月21日 17時50分

出雲駅伝5区区間賞の走りで首位に浮上した国学院大の上原琉翔=武藤要撮影

 いよいよ駅伝シーズンに突入した。大学3大駅伝の初戦となる10月14日の出雲全日本大学選抜駅伝では、国学院大が5年ぶり2度目の優勝を飾った。そのレースでは、前回箱根駅伝で山登りの5区を担った選手たちの、成長ぶりが際立った。(編集委員 近藤雄二)

平林清澄へトップでたすき運ぶ

 国学院大で優勝への流れを作ったのが、5区(6・4キロ)区間賞の上原琉翔りゅうと(3年)だった。

 たすきを受けたのは、トップ駒大から9秒、2位青学大とは4秒差の3位。スタートから快調なピッチを刻むと、4キロ過ぎで前の2人を捉えた。「後ろにつくことなく、攻めの走りをする」。一気に先頭に出ると、青学大を振り落とし、ラストで駒大にも4秒差をつけ、トップでエース平林清澄(4年)につないだ。

 レース前、平林から「どんな順位で来ても俺が優勝に持っていくから」と告げられた。それに対し、「僕が暴れて先頭で持ってくるので、安心して待っていてください」と応えたという。まさに有言実行の、気迫あふれる快走だった。

 沖縄・北山高出身。長距離ランナーには不向きな高温多湿の気候に負けず、高校時代に5000メートルで13分台をマークした。「自分は沖縄を背負っている」と、常にふるさとへの思いを胸に、成長を求めてきた。

 前回箱根では5区17位と雨が降り続いた山中の寒さに苦戦した。初優勝を目指す今季は、チームを勢いづけるキーマンとしての役割が期待されている。

 「今回の区間賞には安心した部分もあるけど、もっと上を目指さないと。箱根では、流れを変えるような走りをしっかりしたい」

 チームスローガン「歴史を変える挑戦」へ、まだまだ攻め抜くつもりだ。

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