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ヒズボラ指導者の後継候補を殺害、イスラエル軍が発表…ヒズボラ「停戦あり得ない」

読売新聞 / 2024年10月23日 11時16分

22日、レバノンの首都ベイルートで、イスラエルのミサイルが直撃した建物から立ち上る煙=AP

 【エルサレム=田尾茂樹】イスラエル軍は22日、イスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者ハッサン・ナスララ師の後継候補とされた幹部ハシム・サフィディン師の殺害を確認したと発表した。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が8日、空爆で後継候補を殺害したと発表した際、名前には触れなかったが、サフィディン師とみられていた。

 ヒズボラにとって、9月のナスララ師殺害に続き、指導層を失う痛手となった。サフィディン師はナスララ師のいとこで、作戦の決定などに重要な役割を果たしていたという。軍は今月初旬、レバノンの首都ベイルートでサフィディン師を狙った空爆を実施していた。

 ヒズボラはサフィディン師の安否を明らかにしていないが、広報官は22日の記者会見で「交戦中の停戦はあり得ない」と述べ、戦闘継続の意向を表明した。

 ヒズボラが拠点とするレバノンへのイスラエル軍の攻撃は続いており、レバノン保健省の22日の発表によると、21日の空爆で、63人が死亡。このうちベイルートの病院周辺では子供を含む18人が犠牲になった。

 一方、イスラエルで22日、ネタニヤフ氏と会談した米国のブリンケン国務長官は、イスラム主義組織ハマスの最高幹部殺害を受け、パレスチナ自治区ガザでの停戦交渉と人質解放の合意の必要性を強調した。具体的な進展はなかったとみられる。

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