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比例選得票率、党勢物語る…自民党は9回のうち7回でトップ[データで見る2024衆院選]

読売新聞 / 2024年10月24日 14時30分

 政党名で投票する比例選の得票率は、各党の党勢を顕著に物語っている。

 自民党は、現行制度下での9回の衆院選のうち7回で得票率がトップだ。2005年に当時の小泉首相が郵政民営化を巡って解散・総選挙に打って出た際の38・18%(2588万票)が最高で、12年の政権復帰以降も着実に得票を積み上げ、前回の21年は34・66%(1991万票)と3番目の高さだった。「政治とカネ」の問題で批判を受ける中、今回は得票率がどう変化するかが注目される。

 立憲民主党の前身の民主党は、政権交代を果たした09年衆院選で42・41%(2984万票)と、全党を含めた現行制度下の最高記録を達成したが、下野した12年で16%に急落。立民結党後は前回21年の20%が最高で、自民に水をあけられる状態が続いている。

 他の野党との関係に得票率が左右されてきたのが共産党だ。民主が低迷していた14年衆院選では政権批判票の受け皿となり、得票率は11・37%と14年ぶりに2桁に乗った。しかし、17年は結党した立民に票を奪われ7・9%に下がったほか、21年は野党共闘を優先して多くの選挙区で候補を取り下げ、7・25%とさらに低くなった。今回、共産は立民との候補者調整をしておらず、各地で比例票を掘り起こしたい考えだ。

 比例選の得票には、党に対する世論の見方が直接的に反映されやすいため、各党とも比例票の動向には敏感になっている。

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