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Nスぺ「ジャニー氏特集」補償本部長、被害者遺族への対応に批判殺到 謝罪など対応は「ご理解いただいている」

J-CASTニュース / 2024年10月24日 18時58分

Nスぺ「ジャニー氏特集」補償本部長、被害者遺族への対応に批判殺到 謝罪など対応は「ご理解いただいている」

東山紀之社長(2023年10月2日撮影)

旧ジャニーズ事務所の性加害問題を特集したドキュメンタリー番組「ジャニー喜多川"アイドル帝国"の実像」(NHK)で報じられた、SMILE-UP.の補償本部本部長による被害者遺族への対応が「酷すぎる」として、SNSを中心に批判の声が相次いでいる。

SMILE-UP.の広報窓口担当は2024年10月23日、批判に対する受け止めや今後の対応についてなどのJ-CASTニュースの質問に対し、回答した。補償本部本部長は、今回の番組放送以前も以後も被害者遺族と連絡を取っていると明かした。

「弊社による謝罪等の対応についてご理解いただいている」

10月20日に放送された「ジャニー喜多川"アイドル帝国"の実像」。ジャニーズ事務所の創業者・故ジャニー喜多川氏や姉・故メリー喜多川氏の生い立ちを取り上げ、当時の関係者などに取材。ジャニー氏からの性被害を告白した被害者らも証言した。

番組放送後に批判が相次いだのは、初代「ジャニーズ」のメンバー・中谷良さんの姉・幸子さんが、SMILE-UP.の補償本部本部長と電話で話すシーンだ。2021年に亡くなった中谷さんは、89年に書籍「ジャニーズの逆襲」で性被害の実態を訴えていた。

幸子さんは謝罪を求め、中谷さんの代わりに補償を申告した。SMILE-UP.は一度は申告を受け付けたが、「実は会社の中で、ジャニーズを反抗するような本を出している人に、『お金なんか出せるか 金取る気か』」という話になり、補償が受けられなくなったという。

幸子さんが補償本部本部長と電話で話すシーンでは、謝罪を求める幸子さんに、「誰が何を謝るんだというのがちょっと今わからなくて。本人たちが死んじゃってるんで」「メリーが謝れ、ジャニーが謝れだったら僕は分かるけど。東山は加害者じゃないですからね。心の底からお詫びができないので」などと発言していた。

このシーンを受け、SNSでは「亡くなった人に対してのありえない言葉を聞いて驚愕した」「被害者に謝罪する気ないだろ」「補償本部の本部長なのに電話対応酷すぎ」などの批判が相次いだ。

J-CASTニュース編集部は10月22日、こうした批判に対する受け止めや今後の対応などについて、SMILE-UP.広報窓口担当にメールで質問した。これに対し、広報窓口担当は23日、一つにまとめて次のように回答した。

「弊社としましては、東山が、中谷良様の姉の幸子様に直接面会の上で、謝罪をさせていただきました。また、補償本部本部長は、NHKの番組放送以前も、また、放送以後も、幸子様とご連絡を取らせていただいており、幸子様におかれても、弊社による謝罪等の対応についてご理解いただいている旨うかがっております」

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