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竜王戦第3局、佐々木勇気八段が1時間11分長考し封じ手…1日目終了

読売新聞 / 2024年10月25日 18時49分

立会人の福崎文吾九段(左)に封じ手の入った封筒を手渡す佐々木勇気八段(24日、京都市右京区の仁和寺で)=若杉和希撮影

 藤井聡太竜王(22)(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖)に佐々木勇気八段(30)が挑戦する第37期竜王戦七番勝負(読売新聞社主催、特別協賛・野村ホールディングス)の第3局は25日夕、佐々木八段が1時間11分の長考の末、56手目を封じ、1日目が終了した。

 京都市右京区の世界遺産・仁和寺を舞台に25日朝始まった対局は、後手の佐々木八段がダイレクト向かい飛車と大方の意表を突く作戦を採用。佐々木八段が金銀3枚の堅陣を組んだのに対し、藤井竜王はいったん7八に寄った玉を6八に戻し、左右のバランスを重視した布陣を敷いた。

 戦端を開いたのは藤井竜王で、5筋の位を取って佐々木八段の角を追った後、8筋から仕掛けた。藤井竜王は8筋に飛車を回し、2筋をがら空きにして佐々木八段に角成を許す代わりに、後手の玉頭方面に戦力を集中させるという大胆な指し方に出ている。

 封じ手は藤井竜王の▲9六歩と突いた手に、佐々木八段がどう応じるかという局面。藤井竜王がうまく攻めをつなげられるか、佐々木八段が馬を活用して手厚く指せるか。対局再開後、しばらくは難解な中盤の攻防が続きそうだ。

 対局は26日午前9時に再開される。

【1日目手順】▲藤井△佐々木

▲2六歩△3四歩▲7六歩

△9四歩▲2五歩△9五歩

▲6八玉△8八角成▲同 銀

△2二銀▲4八銀△3三銀

▲5八金右△2二飛▲7八玉

△6二玉▲4六歩△7二玉

▲3六歩△8二玉▲4七銀

△7二銀▲8六歩△5二金左

▲3七桂△6四歩▲8七銀

△8四歩▲2九飛△8三銀

▲6八玉△4四歩▲7八金

△7二金▲7七桂△6二金左

▲5六歩△7四歩▲6六角

△5四角▲4八金△7三金左

▲5五歩△6三角▲5六銀

△3六角▲8五歩△同 歩

▲同 桂△8四金▲8六銀

△6三角▲8九飛△2七角成

▲9六歩△封じ手

持ち時間

各8時間△3・20分▲4・16分56手

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