高木美帆9連覇…全日本距離別・女子1500m、男子500mは新濱立也が連覇
読売新聞 / 2024年10月25日 20時8分
スピードスケート・全日本距離別選手権第1日(25日・長野エムウェーブ)――女子1500メートルは高木美帆(TOKIOインカラミ)が1分55秒40で9連覇を果たした。男子500メートルは新濱立也(高崎健康福祉大職)が34秒55で2連覇を達成。昨季ワールドカップで種目別総合優勝した森重航(オカモトグループ)は2位。男子5000メートルは一戸誠太郎(ANA)が6分24秒67で2年連続5度目の頂点に立った。
高木「連覇が目標ではない」
9連覇の偉業を遂げても、高木は首をひねっていた。「最低でも1分54秒は出したいという気持ちで。連覇が目標ではない。世界で戦うために何をすべきか常に考えている」。自身の世界記録から5秒以上も遅い記録を冷静に受け止めた。
序盤の加速に納得がいかなかった。700メートルの通過記録はまずまずだったが、「あそこまで力を使わなくても、あの記録は出せる」。消耗した分、終盤の落ち幅を抑えきれず、2位に約2秒差をつける完勝にも反省が口をついた。
この種目は昨季の世界距離別選手権で優勝。盤石の強さを感じさせたものの、本人は「かろうじてというところがあった」と分析する。今季は2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪に向けた大事なプレシーズン。「昨季と同じでは壁にぶつかる。ミラノで目指すところに到達するには変わらなければいけない」。現在は理想の滑りを求めて試行錯誤している段階だ。
まだシーズン初戦。技術を磨く時間は十分にある。「速く滑りたい欲求が強くなってきた。こう滑りたいというスケーティングは明確になってきている。チャレンジしていきたい」。ここからどう変わっていくか。(森井智史)
新濱復帰戦「基礎を多くやり安定感に生きている」
混戦の男子500メートルを制したのは日本記録を持つ新濱。レース前のウォーミングアップで両脚の内転筋を痛めたといい、スタートは抑え気味だったが、徐々にスピードに乗って34秒55の好記録をマークした。3月に腰椎骨折の大けがを負い、これが復帰戦。「けが明けで基礎を多くやったことがスケーティングの安定感に生きている。不安がある中でも、優勝できてうれしい」と笑顔を見せた。
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