ＮＹダウ平均株価、５日連続の値下がり…終値４万２１１４ドル

ニューヨーク証券取引所前に掲げられたウォール街の看板＝ロイター

　【ニューヨーク＝小林泰裕】２５日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価（３０種）の終値は前日比２５９・９６ドル安の４万２１１４・４０ドルだった。米金利の上昇が嫌気され、５営業日連続の値下がりとなった。

　米景気の堅調さを受けて米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）の利下げペースが鈍化するとの見方や、来月５日の米大統領選挙でトランプ前大統領が大統領に返り咲き、インフレ（物価上昇）が進むとの思惑から米長期金利が上昇した。

　米当局は２５日、米国内での腸管出血性大腸菌Ｏ（オー）１５７の感染者がさらに増加したと発表した。販売するハンバーガーがこの原因になったと指摘されているマクドナルド株などが値下がりした。

　一方、ＩＴ企業の銘柄が多いナスダック総合指数の終値は１０３・１２ポイント高の１万８５１８・６１だった。電気自動車大手テスラなどが値上がりした。