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日本代表、オールブラックスに完敗…生命線の「超速ラグビー」を80分間全うできず

読売新聞 / 2024年10月26日 20時26分

後半、相手の激しいディフェンスで突進を阻まれる矢崎(左)(26日)=佐藤俊和撮影

 ラグビー・リポビタンDチャレンジカップ2024 日本代表―ニュージーランド(NZ)代表(26日・日産スタジアム)――世界ランキング14位の日本は19―64で同3位のNZに完敗した。通算対戦成績は日本の8戦全敗。日本は前半5分にWTBナイカブラが先制トライを決めるなど序盤は接戦を演じたものの、22分から5連続トライを許して前半を終えた。後半も3トライを奪われ、ワールドカップ(W杯)を3度制覇している強豪に屈した。日本は今後、欧州へ遠征し、フランス、ウルグアイ、イングランドと対戦する。(観衆6万57人)

 日本は、生命線の速さでNZの後手を踏んだ。あらゆるプレーのスピードで相手を上回る「超速ラグビー」を旗印としてきたが、「王国」を相手に80分間、全うできなかった。

 前半19分、ラインアウトを起点にNO8マキシがトライを挙げて12―14と迫った。しかし、そのすぐ後、逆転トライと思われたプレーがビデオ判定で覆ると、意気消沈したのか勢いを失った。「感情面で対応できなかった」とジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)。ボール争奪戦の集散で後れを取り始め、次々と突破を許しては失点を重ねていった。

 後半に入り、敵陣でパスを受けたFB矢崎が大きく前進し、インゴールに迫る場面があった。一気呵成かせいにたたみかけ、トライを奪いにいきたいところ。だが、日本が連続攻撃を仕掛ける前にNZの防御は整っていた。そして、黒い壁にのみ込まれるようにボールを失った。

 セットプレーでは互角に渡り合ったものの、10トライを奪われる完敗に終わった。「失敗を失敗で終わらせない。伸びしろしかない」とFL姫野。日本独自のスタイルを築くため、この敗戦を糧にするしかない。(今井恵太)

日本・ジョーンズHC「最初の20分は良かった。結果はついてきていないが、進化を続けていかないといけない」

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