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山際大志郎氏「旧統一教会とは断絶」繰り返すが Xの返信欄は制限、メディアはブロック

J-CASTニュース / 2024年10月26日 17時30分

山際大志郎氏「旧統一教会とは断絶」繰り返すが Xの返信欄は制限、メディアはブロック

山際大志郎氏(写真:アフロ)

衆院選(2024年10月27日投開票)も大詰め。神奈川18区(川崎市中原区、高津区)では、世界平和統一家庭連合(旧・統一教会)との関係が表面化し、大臣を辞任した山際大志郎氏が、自民党から立候補している。

自身の公式ウェブサイトには「統一教会とは断絶」を掲げ、選挙戦に臨んでいる。一方で、公式Xの返信欄はコメント書き込みを制限。選挙区での街頭演説では、旧統一教会問題には触れていないとの報告もある。

Xの返信制限は神奈川18区候補者で唯一

山際氏が旧統一教会との関係を指摘されたのは、同氏が経済再生担当相だった22年。当時の国会や報道の映像を見ると、現教団総裁・韓鶴子氏や関係者と一緒に写った写真についてや、教団のイベントに出席した点について何度も問われている。

だが、「記憶が定かではない」「(記録に)載っているのであればそうなのではないか」「資料は残っていないので、マスコミ等の報道を見ながら、自分で『出席したんだ』と」など、歯切れの悪さが目立った。

同氏はその後、閣僚を辞任した。

それから2年。山際氏は再選を目指し出馬した。公式Xを見ると、遊説の様子が投稿され始めたのは24年10月19日以降。有権者に笑顔を向け、選挙カーの横でマイクを持つ写真が公開されている。そしてしばしば、投稿文には「旧統一教会とは断絶」という言葉が書かれている。

気になるのは、山際氏のXは他のユーザーからの返信を制限している点だ。神奈川18区からは5人が立候補し、全員がXのアカウントを持っているが、山際氏以外の4人は返信欄を開放し、誰でもコメントできるようになっている。山際氏のみ、自身がフォローしているか、特定のアカウント宛てにポストした場合にそのアカウントが返信できる「規制」をかけている。

鈴木エイト氏「集結したメディアから逃げ去っていった」

長年、旧統一教会問題を追ってきたジャーナリスト・作家の鈴木エイト氏は、自身のXで、山際氏の遊説の様子などを報じている。

10月25日の投稿では、山際氏が「初の街頭演説」とリポート。この時は「統一教会への言及は無し」としている。また別の遊説先では、「動員された風のスーツ男性が多い。集結したメディアから逃げ去っていった」と報告した。

22日付の東京新聞(電子版)は、衆院選公示日の15日、山際氏が川崎市高津区で開いた「出陣式」で、報道陣の入場を拒否したと報じている。会場に唯一入れた代表取材の幹事社によれば、このときも旧統一教会問題には一切触れなかったと伝えた。

神奈川18区では、山際氏以外に共産党新顔の君嶋千佳子氏、国民民主党新顔の西岡義高氏、立憲民主党新顔の宗野創氏、日本維新の会新顔の横田光弘氏が立候補している。

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