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全日本大学女子駅伝、立命館大が2時間3分3秒の大会新で9年ぶり11度目の優勝

読売新聞 / 2024年10月27日 22時47分

力走する第1区の選手たち(27日、仙台市で)=武藤要撮影

 陸上・第42回全日本大学女子駅伝対校選手権(27日・弘進ゴムアスリートパーク仙台発着=6区間、38・0キロ)――立命大が2時間3分3秒の大会新記録で9年ぶり11度目の優勝を果たした。

 2区の山本釉未ゆうみ(1年)が区間新の快走で先頭に立ち、3区の村松とも(4年)が2連続区間新でリードを広げた。最終6区の土屋舞琴まこと(3年)も区間賞で突き放し、全員が区間3位以内と隙がなかった。8連覇を狙った名城大は4位。8位の筑波大までが次回のシード権を得た。

盤石の走りで女王の座を奪還

 頂点から遠ざかっていた過去8年も、立命大は毎回4位以内には入ってきた。常に優勝を目標に掲げる関西の強豪校が、盤石の走りで女王の座を奪還した。

 首位の大東大と2秒差の2位でたすきを受け取った2区の山本は「自分で勝負を決めるんだ」と勢いよく飛び出し、序盤で先頭に立った。続く3区の村松が、2位以下との差を1分以上に広げて勝利への流れは揺るぎなくなった。後半区間も安定した走りで、十倉みゆきコーチは「攻めも粘りも両方できるオーダーが組めた」と、層が厚くなったことを勝因に挙げた。

 3年生から主将を務める村松は「誰か一人でも『無理なのではないか』と思ったら、絶対に優勝はできない」と、仲間を鼓舞してきた。強いリーダーシップの下、チームは歯車がかみ合わない時も目標を見失わず、切磋琢磨せっさたくましてチーム力を高めた。

 1区の太田咲雪さゆき(2年)は「今年は強い4年生がチームを引っ張ってくださったので、来年は私が上級生として引っ張っていけるように頑張りたい」と誓った。歴代最多となる11度目の優勝を飾った強豪校に、来季以降も伝統が脈々と受け継がれていく。(田上幸広)

 【総合記録】〈1〉立命大(太田、山本、村松、池田、中地、土屋)2時間3分3秒=大会新〈2〉大東大2時間4分6秒=大会新〈3〉城西大2時間5分41秒〈4〉名城大2時間6分2秒〈5〉東北福祉大2時間6分23秒〈6〉大阪学院大2時間6分43秒〈7〉拓大2時間6分48秒〈8〉筑波大2時間8分10秒〈9〉日体大〈10〉中大〈11〉順大〈12〉帝京科学大〈13〉兵庫大〈14〉関大〈15〉玉川大〈16〉東洋大〈17〉中京学院大〈18〉京産大〈19〉関西外大〈20〉福岡大㉑東農大㉒環太平洋大㉓新潟医療福祉大㉔仙台大㉕札幌国際大※東北学連選抜(オープン参加)

 【区間最高】▽1区(6・6キロ)野田真理耶(大東大)21分11秒=区間新▽2区(4・0キロ)山本(立命大)12分41秒=区間新▽3区(5・8キロ)村松(同)18分45秒=区間新▽4区(4・8キロ)蔦野萌々香(大東大)15分42秒▽5区(9・2キロ)サラ・ワンジル(同)28分51秒▽6区(7・6キロ)土屋(立命大)24分58秒

主催 日本学生陸上競技連合、読売新聞社

共催 仙台市

後援 スポーツ庁、宮城県、報知新聞社、日本テレビ放送網、宮城テレビ放送

特別協賛 スターツグループ

協賛   セイコーグループ、第一三共ヘルスケア

車両提供 宮城県オールトヨタ販売店グループ

協力   弘進ゴム

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