輪島市の投票率５８・９２％、珠洲市は６２・０４％と大きく低下…投票所減や投票時間短縮が影響か

　２７日に投開票された衆院選の投票率は、能登半島地震や記録的な大雨で被害が甚大だった輪島市で前回比１１・９５ポイント減の５８・９２％、珠洲市で同９・５１ポイント減の６２・０４％と大きく低下した。投票所の減少や投票時間の短縮も影響したとみられる。

　珠洲市では投票所を従前の１９か所から１０か所に集約。有権者や職員が明るいうちに移動できるよう、投票時間も最大６時間短縮し、悪路のためバスなどによる「移動期日前投票所」も取りやめていた。

　輪島市町野町の仮設住宅に住む無職の男性（８４）は「投票率が下がるのは仕方ない。もっと落ち着いてから選挙をしたほうが、みんな投票できたと思う」と話した。