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世界の自然保全地域、国際目標「30%」に遠く…陸地17・6%・海洋8・4%

読売新聞 / 2024年10月29日 1時35分

国連本部

 生物多様性を守るために自然環境が保全されている地域は、世界の陸地の17・6%、海洋では8・4%にとどまるとする報告書を、国連環境計画(UNEP)の世界自然保護モニタリングセンターと国際自然保護連合(IUCN)が29日公表した。2022年の国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で採択された国際目標は、30年までにそれぞれ30%に引き上げることを目指しており、「取り組みを加速させる必要がある」と強調している。

 国際目標「昆明・モントリオール生物多様性枠組み」は、生物多様性の損失を30年までに食い止めて回復傾向にすることを掲げた。その中で各国は、陸海ともに面積の30%を国立公園など生態系を守る保全地域にすることを目指す、「30by30サーティー・バイ・サーティー」に合意した。

 報告書は枠組み採択後に初めて進捗しんちょく状況を評価したもので、「残り6年で保全地域を陸地でほぼ2倍、海洋で3倍以上にしなければならない」と指摘。海洋については公海での保全割合が低いことを課題として挙げた。

 報告書は南米コロンビア・カリで開催中のCOP16で報告される。

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