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フォルクスワーゲンがドイツ国内3工場を閉鎖か、数万人の人員削減…反対の労組側はストを視野

読売新聞 / 2024年10月29日 13時4分

フォルクスワーゲンのドイツ国内工場(28日)=ロイター

 【ロンドン=中西梓】独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の従業員で構成する労働評議会は28日、経営側が検討している独国内工場の閉鎖について、少なくとも3工場が対象となり、数万人の人員削減が実施される可能性があるとの見通しを明らかにした。他の工場も規模が縮小され、残った従業員は賃金を1割カットされるという。

 VWは9月、1937年の創業以来初めてとなる国内工場の閉鎖を検討すると発表した。独国内には計10か所の生産拠点があり、これまでは完成車工場と部品工場の1か所ずつが閉鎖されると見込まれていた。

 経営陣は閉鎖の理由について、販売の低迷に加え、エネルギー費や人件費の高騰による独国内工場のコスト高を挙げる。欧州市場の年間の販売台数はコロナ禍前後で約50万台減少した一方、独国内での生産コストは競合他社の2倍になっているとしている。主に独国内で生産されるVWブランドの利益率は2026年時点で6・5%を目標としているが、24年1~6月期は2・3%にとどまる。VWは28日、「工場閉鎖の可能性はもはや排除できない」とのコメントを発表した。

 労組側は工場閉鎖に反対しており、11月中に交渉が折り合わなければ、12月にストライキを始める方針だ。

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