日経平均終値は２９８円高の３万８９０３円…円安で幅広く買われる、政局の不透明感で様子見も

東京証券取引所

　２９日の東京株式市場で、日経平均株価（２２５種）の終値は、前日比２９８円１５銭高の３万８９０３円６８銭だった。２日連続で値上がりした。

　米金利が上昇傾向で、為替市場が円安・ドル高基調で推移している。日本企業の海外事業の収益が改善することへの期待から幅広い銘柄が買われた。前日に米金融株が上昇したことを受け、銀行や証券、保険株が値上がりした。一方、衆院選で与党が過半数割れして政局に不透明感があることから、投資家に様子見姿勢もみられた。

　東証株価指数（ＴＯＰＩＸ）は２４・２４ポイント高い２６８２・０２。