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能登半島地震で5メートルの津波が押し寄せた能登町・白丸地区、大穴が開いた郵便局を「震災遺構」に

読売新聞 / 2024年11月4日 14時29分

震災遺構として保存・活用される白丸郵便局(10月31日、能登町で)

 石川県能登町は、能登半島地震の津波で被災した同町白丸の白丸郵便局を「震災遺構」として保存・活用する方針を決めた。事業費100万円を含む今年度一般会計補正予算案が10月29日、町議会で可決された。屋内外の見学ができるよう、来年度以降に建物を改修する。

 木造平屋建ての白丸郵便局は、津波で窓が割れ、壁が崩れて穴が開いたまま現在も業務を休止している。町は所有者の同郵便局の大形ただす局長から土地と建物の寄付を受けた後、ブルーシートなどで保全し、来年度以降に内部の改修を行う。

 白丸地区には最大約5メートルの津波が押し寄せたといい、高さを示す看板も設置される予定だ。町総務課は「自然災害の脅威を知ってもらうとともに、防災教育などにも役立てていきたい」としている。

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