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日本シリーズ第6戦も先取点がカギ…主砲・山川穂高の一発か、「シリーズ男」桑原将志の勢いか

読売新聞 / 2024年11月1日 22時19分

第4戦で2点適時2塁打を放ったDeNAの桑原(捕手・甲斐)(10月30日)

 プロ野球の「SMBC日本シリーズ2024」は2日、横浜スタジアムに戻り第6戦が行われる。2連敗からの3連勝で王手をかけたDeNAが、前身の横浜時代の1998年以来となる26年ぶり3度目の日本一に輝くか、横浜での第1、2戦で連勝したソフトバンクが意地を見せてタイに持ち込むか。予告先発はDeNAは第2戦で先発した大貫、ソフトバンクが第1戦の勝ち投手、有原と発表された。1日は両チームとも全体練習はなく、一部の投手が調整した。

 ソフトバンクが横浜で2連勝した後、福岡ではDeNAが3連勝。互いに戦い慣れた本拠地で勝てず、敵地で白星を重ねる「外弁慶」の様相となっている。ここまで逆転は一度もなく、先制したチームが勝利した。再び横浜に戻る第6戦も、先取点が鍵を握りそうだ。

 ソフトバンクの山川は、第2戦で大貫から先制2ランを放ったが、福岡では12打数無安打。クライマックスシリーズから打点を挙げた試合でチームは全勝してきただけに、4番の一振りでシリーズワースト記録に並ぶ26イニング連続無得点を一刻も早く止めたい。

 DeNAは1番桑原が「シリーズ男」となりそうな勢いだ。打率4割に迫り、シリーズタイ記録の4試合連続打点中と勝負強い。第3戦では初回の二塁打で先取点を呼び込み、流れを一変させた。初戦で翻弄ほんろうされた有原から、26年ぶりの日本一への突破口を開けるか。

(財津翔)

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