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WBCバンタム級王者の中谷潤人、井上尚弥との対戦に言及「期待をすごく感じている」

読売新聞 / 2024年11月2日 18時12分

報告会終了後、ポーズをとる中谷潤人=荒井秀一撮影

 世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級王者の中谷潤人(M・T)が2日、神奈川県相模原市内で取材に応じ、1階級上の世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)が将来的な対戦を歓迎したことを受け、「(井上尚が)反応してくれてファンの思いもより強くなったと思う。実現に向けて近くなってきているというのはもちろんある」と話した。

 井上尚は先月、フェザー級への階級変更の時期を聞かれ、「パウンド・フォー・パウンド(全階級を通じた格付け)1位になりたいという若者(中谷)がいる。その若者が上がってくるのを待つしかない」と対戦について言及していた。

 中谷はこの日、世界戦防衛の報告会に出席。井上尚戦については「期待をすごく感じている。そこに向けてというより、目標であるパウンド・フォー・パウンド1位に向けて強さを求めてやっていけば、そこにつながってくる。ぶらさずに強さを求めてやっていきたい」と語った。

 次戦は未定だが、「強さを求めていくと言ったうえで、バンタムにこだわる必要もないかなというのはある。体も成長しているし、だんだん減量もきつくなってきている。ベストパフォーマンスを出せる階級でしっかり戦っていきたい。流動的ではあるが、見極めてやっていきたい」と早期の階級アップの可能性も示唆した。

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