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相次ぐ強盗、狙われる一戸建て…侵入までの「時間稼ぎ」重要

読売新聞 / 2024年11月4日 5時40分

 首都圏を中心に、8月以降、6都道県で23件の強盗事件などが発生している。主に一戸建ての住宅が狙われており、窓ガラスを割って侵入する手口が共通している。身を守るにはどうすればいいのか。

 防犯アドバイザーの京師きょうし美佳さんはまず、玄関や窓に補助錠を設置することを推奨する。窓ガラスに防犯フィルムを貼って割られにくくする対策も挙げ、「侵入までの『時間稼ぎ』をすることが大事だ」と指摘する。

 犯行を諦めさせたり、異変に早く気付けたりするように、窓ガラスを割られた際に鳴るアラームや、人の動きを感知して光るセンサーライトを取り付けることも効果的だという。京師さんは「犯人は『音』や『光』、『時間』『人の目』を気にする。そうした視点から防犯対策をとってほしい」と話す。

 住宅に侵入され、外に逃げることが難しい場合はどうするか。

 京師さんは、鍵のかかる部屋や、家具を内側に置くことで侵入を防ぐ内開きのドアがある部屋に身を隠すことを勧める。警察に通報できるよう、携帯電話や固定電話の子機を持って逃げ込むことがポイントで、万が一、捕まってしまった場合は、「身を守るため、無理には抵抗しないほうがいい」と話す。

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