米ボーイング社のスト終結へ、4年間38%の賃上げで妥結…3・3万人が職場復帰
読売新聞 / 2024年11月5日 14時41分
【ニューヨーク=小林泰裕】米航空機大手ボーイングのストライキを巡り、同社の労働組合は4日、会社側が提示した4年間で38%の賃上げを柱とする新たな労働協約案を承認した。9月13日に始まった16年ぶりのストは2か月弱で終結する。
労組の4日の投票で、59%の組合員が労働協約案に賛成票を投じた。ストに参加していた約3万3000人の組合員は6日以降、順次職場に復帰する。
会社側は当初、4年間で25%の賃上げを提示したが、労組側は4年間で40%の賃上げを求めた。会社側の提案はインフレ(物価上昇)による生活費の増加を反映していないとして、米西部ワシントン州などの工場で組合員がストに踏み切った。
ストの影響で航空機生産の大半が停止し、1日当たり1億ドル(約150億円)の損失が発生したとの試算もある。ボーイングは18年と19年に発生した主力機「737MAX―8」の墜落事故で経営が悪化していたが、ストが追い打ちとなり、9四半期連続の最終赤字に陥っている。
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