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北朝鮮の弾道ミサイル、韓国全域が標的の「超大型ロケット砲」…日米韓の共同訓練への反発か

読売新聞 / 2024年11月5日 17時41分

北朝鮮からミサイルの可能があるものが発射され、記者団の質問に答える石破首相(5日午前8時54分、首相官邸で)=須藤菜々子撮影

 【ソウル=依田和彩】韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は5日午前7時半頃、南西部・黄海北道ファンヘプクト沙里院サリウォンから日本海に向け、短距離弾道ミサイル数発を発射した。北朝鮮による弾道ミサイル発射は今年13回目。

 韓国軍の発表によるとミサイルは約400キロ・メートル飛行した。日本政府は少なくとも7発が発射されたと発表したが、韓国軍は分析中だとしている。

 韓国軍関係者は5日、今回発射されたミサイルが、韓国全域を標的とする600ミリ口径の「超大型ロケット砲」との分析を明らかにした。超大型ロケット砲は、北朝鮮が戦術核兵器と主張する短距離弾道ミサイルだ。

 北朝鮮は米大統領選の投開票に先立ち、10月31日には大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射しており、米韓に対して核・ミサイル開発を強行する姿勢を誇示する狙いがあるとみられる。

 今回の発射は11月3日に行われた日米韓の共同空中訓練への反発との見方もある。朝鮮中央通信は5日の発射直前、金与正キムヨジョン朝鮮労働党副部長が共同空中訓練を非難する談話を伝えていた。

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