ロシア大統領府報道官「１月に何が起きるか見てみよう」…トランプ氏「勝利宣言」に反応

ロシア国旗＝ロイター

　タス通信によると、ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領府報道官は６日、米大統領選でドナルド・トランプ前大統領が勝利宣言したことに関して、米国が「我が国に対する戦争に直接・間接に関与する非友好国であることを忘れてはならない」と指摘した上で、「（トランプ氏が大統領に就任する）１月に何が起きるか見てみよう」と述べた。トランプ氏の今後の発言に注目する考えを示した。

　ペスコフ氏は記者団に対し、プーチン政権が「建設的な対話には前向きだ」と改めて主張。米露関係は史上最悪だとして「この先どうなるかは、次の指導者次第だ」と述べた。選挙期間中の発言と大統領就任後の発言は変化しうるとも指摘し、トランプ氏の言動を注視する考えを強調した。

　プーチン大統領が、トランプ氏に祝福のコメントを出すかどうかは「分からない」と述べるにとどめた。ロシアが米大統領選に介入したと批判されていることに関しては、「我々は強く否定する」と語った。