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コンゴ民主共和国で鉱山採掘うたい自社株を違法販売、6人を容疑で逮捕…200人から2・7億円か

読売新聞 / 2024年11月7日 5時0分

警視庁

 コンゴ民主共和国での鉱山採掘事業をうたい、自社株を違法に販売したとして、警視庁は6日、投資顧問会社「セブンスターズジャパンホールディングス」(東京都港区)代表取締役の李基道容疑者(39)ら男女6人を金融商品取引法違反(無登録営業)容疑で逮捕した。2020年7月以降、個人投資家ら約200人に自社株を販売し、計約2億7000万円を得たとみている。

 捜査関係者によると、6人は国に無登録で20年秋頃、グループ企業が数年前からコンゴの鉱山でコバルトの採掘事業をしていると説明。「収益が上がる」と持ちかけ、男女4人にセブン社株の購入を勧誘して約2600万円で販売した疑い。

 李容疑者らは、開催したセミナーへの参加者に「月利15%の配当を出す」などと同社株の購入を持ちかけており、警視庁には株主から「配当が滞っている」と相談が寄せられていた。

 警視庁は今年4月に同社などを同法違反容疑で捜索。勧誘に使われた採掘事業の説明資料などを押収した。

 この説明資料は、警視庁が昨年10月にコンゴの採掘事業を巡る出資法違反事件で摘発した、別グループが使用していたものと酷似していたという。警視庁は、セブン社の採掘事業に実態がなかったとみている。

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