１８年前の女児刺傷事件、別の女児殺害で服役中の勝田州彦容疑者を殺人未遂容疑で逮捕…兵庫県警

勝田州彦容疑者（２０１８年５月３１日）

　兵庫県たつの市で２００６年、９歳だった小学４年の女児が刃物で刺されて重傷を負った事件で、兵庫県警は７日、別の女児殺害事件で服役中の勝田州彦（くにひこ）容疑者（４５）を殺人未遂容疑で逮捕した。勝田容疑者は、県警の任意聴取に関与を認めたという。

　勝田容疑者は０６年９月２８日午後６時２０分頃、たつの市の路上で、学習塾から帰宅中だった小学４年の女児の胸などを刃物で刺し、重傷を負わせた疑い。当時、同県加古川市に住んでいたという。

　勝田容疑者は、０４年に岡山県津山市の住宅で小学３年の女児（当時９歳）を殺害したとして、１８年に殺人容疑で逮捕された。２３年９月に最高裁で無期懲役の判決が確定した。

　勝田容疑者は加古川市で０７年、小学２年の女児（当時７歳）が刺殺された事件への関与も認めており、県警は関連を慎重に調べる。