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きょう立冬、京都では冬の味覚の仕込みが本格化

読売新聞 / 2024年11月7日 13時10分

立冬を迎え、仕込みが本格化した千枚漬(7日午前、京都市左京区で)=川崎公太撮影

 立冬の7日、各地で今季一番の寒さとなった。京都市左京区の漬物会社「大安だいやす」本店では、古都の冬の味覚として知られる「千枚漬」の仕込みが本格化している。

 この日、法被姿の職人が聖護院かぶら(直径約20センチ、重さ約2キロ)をかんなで薄く削り、大だるの中に塩を振りながら敷き詰めた。3日間、塩漬けして水分を出した後、2日間、昆布とだしに漬け込む。

 寒さが厳しくなる立冬の頃に漬けると味わいが増すとされ、来春頃までに約8万個分を出荷する予定。大角安史社長(51)は「かぶらは寒くなると舌触りがなめらかになる。伝統の味を楽しんでほしい」と話した。

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