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業績不振の日産、最終利益が9割超減少…従業員9000人削減・生産能力2割減へ

読売新聞 / 2024年11月7日 20時48分

日産自動車

 日産自動車は7日、業績不振を受けたリストラ策を発表した。世界で連結従業員の7%にあたる9000人の人員削減を行い、生産能力も2割減の400万台程度に引き下げる。内田誠社長が今月から当面、基本報酬の半額を返上し、経営責任を明確にする。運営資金を確保するため、34%を保有する三菱自動車株のうち、10%分を三菱自に売却する方針も示した。

 従業員や生産能力の削減に伴い、一部の工場閉鎖も視野に入れるが、具体的な時期や対象は明らかにしなかった。今回のリストラ策により、固定費を3000億円削減する計画だ。

 日産が7日発表した2024年9月中間連結決算は、最終利益が前年同期に比べて9割超減少するなど、業績が大幅に悪化した。主力の米国市場で人気が再燃しているハイブリッド車を投入できていないことに加え、電気自動車の普及が急速に進む中国市場でも苦戦を強いられている。

 売却する三菱自株10%分は、7日の終値ベースで700億円弱となる。三菱自は同日、日産の売却分を上限に、自社株買いを行うと発表した。

 内田社長は同日、オンラインで行った決算説明会で、「責任を痛感している。スリムな事業構造に再構築し、再び成長軌道に戻す」と述べた。

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