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早田ひな選手、かつて「日本一忙しい」と言われた署で一日警察署長…元署長の祖父も見守る

読売新聞 / 2024年11月8日 16時6分

西新商店街をパレードする早田選手(中央)ら

 パリ五輪・卓球女子で二つのメダルを獲得した早田ひな選手(24)が7日、福岡県警早良署で一日警察署長を務め、交通安全やニセ電話詐欺防止などを呼びかけた。祖父・康弘さん(79)が同署の前身・旧西署の署長だった縁で実現した。

 早田選手は北九州市出身。パリ五輪ではけがを抱えながら奮闘し、団体で銀メダル、女子シングルスで銅メダルを獲得した。一方、康弘さんは、刑法犯認知件数が多く「日本一忙しい」とも言われた旧西署で、2003年から2年間署長を務めた。

 早田選手は、桐原哲夫署長から委嘱状を受け取り、「犯罪や事故防止の声かけを頑張りたい」と意気込みを語った後、福岡市早良区の西新商店街に移動。「自転車に乗るときは、交通ルールを守ってヘルメットをかぶりましょう!」と書かれた横断幕を掲げ、商店街をパレードした。

 商店街には多くの人が集まり、早田選手に手を振った。康弘さんもその様子を後方から見守り、うれしそうに目を細めていた。

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