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ロシアが北朝鮮とのパートナーシップ条約批准…プーチン氏が法律に署名、軍事協力さらに強化か

読売新聞 / 2024年11月10日 13時56分

平壌で会談後、握手するロシアのプーチン大統領(左)と金正恩朝鮮労働党総書記(6月19日)=ロイター

 タス通信によると、ロシアのプーチン大統領は9日、北朝鮮との間で有事の際の軍事援助を定めた「包括的戦略パートナーシップ条約」を批准する法律に署名した。ロシアのウクライナ侵略などを巡り、露朝の軍事協力がさらに進む可能性がある。

 同条約はプーチン氏と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が今年6月、平壌(ピョンヤン)で行った首脳会談で締結した。条約の4条では「いずれかが外国から武力侵攻を受け戦争状態に置かれた場合、軍事的な援助などを提供する」と軍事支援を明記している。露下院が10月、露上院が11月に法案を可決していた。

 北朝鮮はウクライナ侵略をする露軍に大量の砲弾や弾道ミサイルを供給しているほか、米国やウクライナによると1万人以上の兵士が派遣されている。ウクライナ軍が越境攻撃を行っている露西部クルスク州では、ウクライナ軍との戦闘があり、死傷者が出ているとされる。露朝はこれまでのところ派兵の事実を認めていない。

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