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侍J初戦は、井端・ディンゴの元同僚対決…MLBドラフト全体1位指名の有望株も

読売新聞 / 2024年11月13日 7時41分

豪州のニルソン監督(奥)と侍ジャパンの井端監督(2023年11月ののアジアプロ野球チャンピオンシップで)

 野球の国際大会「ラグザス プレミア12」で、日本代表「侍ジャパン」と1次ラウンド初戦でぶつかるオーストラリア代表に、7月の米大リーグのドラフト会議で全体1位指名を受けた有望株がいる。二塁手のトラビス・バザーナ(22)だ。MLB公式サイトなどによると、米・オレゴン州立大でプレーしたバザーナは、シドニー出身、オーストラリア人として史上初のMLBドラフト全体1位指名、さらに二塁手としての全体1位指名も史上初となった。

 右投げ左打ちのバザーナは、オレゴン州立大での最後のシーズンで打率4割7厘、大学記録の28本塁打を放った。堅実な守備にも定評があり、オーストラリア代表として、U―18ワールドカップ、U―23ワールドカップなど、各年代での代表経験がある。フル代表は今回のプレミア12がデビュー戦となる。今季はガーディアンズ傘下のマイナーリーグでの経験も積んでいる。

また、オーストラリアは、2000年に中日で「ディンゴ」の登録名でプレーし、侍ジャパンの井端監督とも同僚だったデービッド・ニルソン監督が率いる。2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は初戦で韓国を破り、日本に次ぐB組2位で初の1次ラウンド突破するなど、確実に成長を遂げている。

 今大会でも、連覇を目指す侍ジャパンにとって、初戦のオーストラリア戦は大きなカギを握りそうだ。(デジタル編集部)

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