乱用の恐れがある市販薬、購入者の手が届かない場所に陳列…オーバードーズ対策で厚労省が販売方法見直し案
読売新聞 / 2024年11月12日 7時40分
若者を中心に広がる市販薬のオーバードーズ(過剰摂取)対策として、厚生労働省は、乱用の恐れがある市販薬を購入者の手の届かない場所に陳列するなど、販売方法の見直し案をまとめた。健康被害の問題が深刻化するなか、2025年までの医薬品医療機器法(薬機法)の改正を目指す。
対象は、医師の処方箋なしに薬局やドラッグストアなどで購入できる市販薬のうち、乱用の恐れがある6種類の成分を含むもので、約1500品目ある。
見直し案では、店舗での販売方法について、購入者が直接手の届かない場所か、常駐する薬剤師らが目の届く範囲に陳列するようにする。現状では厳しい制限は設けられておらず、薬剤師らによる説明を徹底する狙いがある。
このほか、20歳未満には小容量の商品1個のみの販売とし、薬剤師らが氏名や年齢を身分証などで確認することを義務づける。20歳以上に複数個または大容量の商品を販売する場合も確認を義務化する。繰り返し購入する客については、特徴や名前のイニシャルを申し送りの記録に残し、販売時に購入の目的を丁寧に質問するなどの注意を払うようにする。
厚労省が23年度に実施した調査では、全国の薬局やドラッグストアの2割が、乱用の恐れがある市販薬を複数個販売する際、法令で定めた購入目的などの確認をしておらず、対策強化が求められている。
この記事に関連するニュース
-
市販薬購入、コンビニなどでも可能に…年内にも方針とりまとめへ 厚労省
日テレNEWS NNN / 2024年11月13日 13時23分
-
コンビニでロキソニンなど購入 薬剤師不在でも可能に
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月13日 11時11分
-
「かかりつけ薬局」を持つ意外なメリット! 選び方のポイントは?
オールアバウト / 2024年11月9日 20時45分
-
娘は「ドラッグストア」で薬剤師として働くそうです。「薬局」に勤務する場合と比べて、仕事内容にはどのような違いがあるのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年11月8日 3時10分
-
「新型コロナウイルス感染症への不安や対策」と「市販薬(OTC医薬品)の活用」に関する意識調査
共同通信PRワイヤー / 2024年11月7日 13時0分
ランキング
-
1【物議】スーパーのレジに「家族全員で並ぶ」アリorナシ? SNS「迷惑」「邪魔」批判続出も「何が問題なの?」反論も
オトナンサー / 2024年11月13日 22時10分
-
2山梨・長崎幸太郎知事が富士山登山鉄道で反対団体から聞き取り 「実験台にするな」批判も
産経ニュース / 2024年11月13日 17時13分
-
3切り干し大根の栄養は生の大根の倍以上?切り干し大根のおいしい食べ方・レシピ
楽天レシピ デイリシャス / 2024年11月12日 9時0分
-
4大阪の「100円たこやき」店主を直撃。オープン時は人件費ゼロ、お金を得るよりも大切な“資本”とは
日刊SPA! / 2024年11月13日 8時52分
-
5“4人家族で食費は月1万6000円”論争、「絶対に無理」「ぜんぜん余裕」それぞれのワケ
日刊SPA! / 2024年11月13日 15時52分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください