マイコプラズマ肺炎の大流行続く…抗菌薬効きにくいタイプ6割、専門家「別の薬で治療できる」
読売新聞 / 2024年11月12日 18時25分
子どもを中心に流行するマイコプラズマ肺炎について、国立感染症研究所は12日、3日までの1週間に全国約500の医療機関から報告があった患者数は1医療機関あたり2・46人(速報値)だったと発表した。現在の調査方法となった1999年以降で最多となった前週の2・49人のほぼ横ばいとなり、大きな流行が続いている。専門家は「治療薬が効きにくいタイプが6割近くに上り、感染拡大の一因となっている」と指摘している。
マイコプラズマ肺炎は「肺炎マイコプラズマ」と呼ばれる細菌に感染することで引き起こされる。発熱や長引くせきなどが表れ、多くは軽症だが、一部で重症化したり、心筋炎などを合併したりする。治療には「マクロライド系」という種類の抗菌薬が使われる。
川崎医大の調査では、今年1~9月に全国7医療機関で採取された細菌を解析したところ、マクロライド系が効きにくい耐性菌が56%を占めた。同大の大石智洋教授(臨床感染症学)は「薬を2~3日飲んでも解熱しなければ、再度受診してほしい。耐性菌でも別の種類の抗菌薬を使えば治療できる」と話している。
この記事に関連するニュース
-
過去10年で最大の流行「マイコプラズマ肺炎」とは 知っておきたい感染経路、症状、検査、予防、治療
東洋経済オンライン / 2024年10月30日 8時30分
-
Q. 妊娠中のマイコプラズマ肺炎。おなかの赤ちゃんへの影響は?【小児科医が回答】
オールアバウト / 2024年10月26日 20時45分
-
激しい咳を伴うマイコプラズマ肺炎 気温下がる秋〜冬は感染増の懸念
ウェザーニュース / 2024年10月23日 13時35分
-
マイコプラズマ肺炎、過去最多レベル 前年比40倍超で今後も増加の可能性
マイナビニュース / 2024年10月18日 19時35分
-
【流行中】「マイコプラズマ肺炎」風邪との見分け方は? 症状・治療法を医師が解説
マイナビニュース / 2024年10月16日 9時13分
ランキング
-
150代になったら要注意「足を守る」正しい歩き方 人間の足は50年で「耐用年数」を過ぎるという
東洋経済オンライン / 2024年11月13日 7時20分
-
2ただのペンだと思った?実は「6つの工具機能」を搭載したマルチツールなんです!
&GP / 2024年11月13日 6時30分
-
3死亡した人の預金、「口座凍結される前」に引き出しても大丈夫?【司法書士が回答】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月13日 12時0分
-
4凋落の維新は全国政党から撤退か…吉村府知事“新代表一択”でささやかれる「大阪引きこもり」
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月13日 9時26分
-
5ダニ媒介性脳炎は致死率が20%以上…アウトドア好きは知っておきたい
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月13日 9時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください