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トランプ新政権の要職は「忠臣と信奉者」、国防長官はFOX司会者「米国第一を心から信じている」

読売新聞 / 2024年11月13日 18時26分

米ペンシルベニア州バトラーでのトランプ氏の集会で演説するマスク氏(10月5日)=ロイター

 【ワシントン=田島大志、田中宏幸】米国のトランプ次期大統領は12日、新政権の国防長官に、保守系のFOXニュース司会者で元陸軍州兵のピート・ヘグセス氏(44)を指名すると発表した。新設する「政府効率化省」のトップには、大統領選でトランプ氏を全面支援した実業家のイーロン・マスク氏(53)を起用する。

 トランプ氏は、エリートらが結託した「ディープステート(闇の政府)」が操っているという陰謀論を唱えるなど行政機構や軍に対する不信感を募らせてきた。自らを信奉する外部の人物を要職に充て、改革を強力に進める狙いがある。

 ヘグセス氏は同局で8年間、司会を務め、番組出演を通じてトランプ氏との関係を深めたとされる。陸軍州兵としてアフガニスタンやイラクなどに駐留した経験があるが、国防長官候補には挙がっていなかった。

 トランプ氏は声明で、ヘグセス氏について「タフで賢く『米国第一』を心から信じている。我々の軍は再び偉大になる」と指名理由を説明した。

 一方、トランプ氏は12日、政府の外部から行政改革を推進する「政府効率化省」を新たに設け、宇宙企業スペースXの最高経営責任者(CEO)などを務めるマスク氏と、同じく実業家のビベック・ラマスワミ氏(39)の2人が率いると表明した。

 トランプ氏は声明で「官僚主義を解体し、過剰な規制と、無駄な支出を削減し、連邦政府機関を再編成する」とマスク氏らの役割に期待を寄せた。政府の歳出削減や規制緩和、技術革新の促進などを主導させ、より効率的な政府運営を目指すとみられている。

 ラマスワミ氏は、今回の大統領選の共和党指名候補争いに出馬し、連邦捜査局(FBI)の閉鎖など過激な主張を訴えた。今年1月の撤退後は、トランプ氏を熱心に支えてきた。

 トランプ氏は12日、国境管理を担う国土安全保障長官にサウスダコタ州のクリスティ・ノーム知事(52)、中央情報局(CIA)長官にジョン・ラトクリフ元国家情報長官(59)を充てる人事も発表した。両氏とも、トランプ氏に近いことで知られている。

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