国民民主党、「年収の壁」103万円から「178万円」に見直し法案…臨時国会提出へ
読売新聞 / 2024年11月14日 16時45分
国民民主党は14日の党会合で、「年収103万円の壁」の見直しに向けた議論を行い、月内にも召集される臨時国会に、政府に対応を促すための党独自のプログラム法案を提出する方針を確認した。同党は所得税が課される年収の基準を103万円から178万円に引き上げることを掲げており、自民、公明両党との政策協議を加速させたい考えだ。
国民民主が検討を進めるプログラム法案は、政策実現の手順や日程を定めるもので、所得税の課税基準となる年収を178万円とした上で、最低賃金や物価上昇も勘案して基準を見直す規定を設ける。
学生らがアルバイトで働いて年収が103万円を超えた場合、扶養する親らの税負担が増える特定扶養控除の要件の引き上げについても触れる見通しだ。また、地方税の減収が生じた場合には、国が支援することも求めていく方針。
国民民主は、自民、公明両党と経済対策や補正予算に関する政策協議を8日にスタートさせており、14日午後には、「年収の壁」を含めた税制改正の協議も予定している。
国民民主は、10月の衆院選で公示前の7議席から4倍の28議席に躍進し、衆院で予算を伴わない法案提出が可能な21議席以上を確保しており、単独での法案提出を念頭に置いている。
「年収の壁」による働き控えの解消を巡っては、立憲民主党が13日、配偶者などの扶養から外れ、社会保険料を納める必要が生じる「130万円の壁」の対策法案を衆院に提出した。社会保険料の支払いによる減収分を給付で補う「就労支援給付制度」の創設を柱としている。
この記事に関連するニュース
-
自民・公明・国民民主で来週から「103万円の壁」協議へ…焦点は「減税幅」「代わりの財源」
読売新聞 / 2024年11月14日 21時50分
-
[社説]少数与党下の国会 新たな「合意の政治」を
沖縄タイムス+プラス / 2024年11月10日 4時0分
-
「103万円の壁」めぐる国民・玉木代表の立ち回り 自民税調、妥協案で玉木氏の取り込み狙う
東洋経済オンライン / 2024年11月8日 19時30分
-
国民代表、部分連合に言及 政策重視、連立参画は否定
共同通信 / 2024年10月29日 12時35分
-
「やっと搾取が終わる…」自公惨敗、国民民主躍進。無視されてきた現役世代の声が、ついに政治に反映されると言える理由
集英社オンライン / 2024年10月28日 18時42分
ランキング
-
1国民民主党、「年収の壁」103万円から「178万円」に見直し法案…臨時国会提出へ
読売新聞 / 2024年11月14日 16時45分
-
2石破首相、日米韓首脳会談で「協力体制発展させる」…トランプ氏とは「具体的なこと決まってない」
読売新聞 / 2024年11月14日 17時20分
-
3来週から税制協議本格化=「103万円の壁」見直しで―自公国
時事通信 / 2024年11月14日 17時7分
-
4麻生氏「しっかり総括を行わなくてはならない」衆院選めぐり
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月14日 15時19分
-
5大阪でマンションに侵入しようと…男ら逮捕 指示役は「トクリュウ」リーダーか
MBSニュース / 2024年11月14日 14時25分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください