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ロシアのメタン排出量は公表の2・4倍、国立環境研がCOP29で発表…観測衛星用いて解析

読売新聞 / 2024年11月14日 23時9分

石油をくみ上げるロシア中部バシコルトスタン共和国内の油田施設=ロイター

 【バクー=天沢正裕】ロシアが1年間に排出している温室効果ガス「メタン」の量を解析したところ、公表量の約2・4倍にのぼったとする調査結果を、国立環境研究所が14日、アゼルバイジャンの首都バクーで開催中の国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)で発表した。ロシアが公表しているデータが不正確な可能性がある。

 国環研は、温室効果ガス観測衛星「いぶき」が2009~20年に観測したメタン濃度などをもとに、国ごとの人為的な排出量を解析した。ロシアは毎年「約1200万トン」と公表しているが、解析結果は年約2400万~約3100万トンで、平均約2900万トンと推計された。

 日本や他の主要排出国は、解析量と公表量に大きな開きはなかった。世界銀行によると、ロシアのメタン排出量は世界5位とされる。環境省は観測衛星を用いたデータの検証手法をCOP29でアピールし、国際標準化を目指す。

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