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三笠宮妃百合子さまがご逝去…101歳

読売新聞 / 2024年11月15日 7時58分

一般参賀にお出ましになられた三笠宮妃百合子さま(右)=2014年1月2日撮影

三笠宮妃 みかさのみやひ 百合子 ゆりこ さまが15日午前6時32分、入院先の聖路加国際病院(東京都中央区)で亡くなられた。101歳だった。昭和天皇の末弟で2016年10月に逝去した三笠宮崇仁たかひと親王の妃で、今の皇室で最高齢だった。

 今年3月3日、脳梗塞こうそく症と誤嚥ごえん性肺炎で同病院に入院し、療養を続けられていたが、今月7日の検査で心臓や腎臓の機能の低下が確認されていた。

 百合子さまは、1923年6月4日生まれ。41年10月に三笠宮さまと結婚し、寛仁(2012年逝去)、桂宮宜仁よしひと(14年逝去)、高円宮憲仁のりひと(02年逝去)の3親王と、日本赤十字社元社長の近衛忠煇ただてる氏の夫人甯子やすこさん、茶道裏千家家元の千宗室氏の夫人容子まさこさんの3男2女をもうけられた。

 48年には、恩賜財団母子愛育会総裁に就任。母子保健や乳児死亡予防運動の先頭に立たれた。日赤の名誉副総裁のほか、民族衣裳文化普及協会、いけばなインターナショナルの名誉総裁なども務められた。

 古代オリエント学者の三笠宮さまの現地調査などに帯同し、トルコやイラン、エジプトなどを訪問するなど、国際親善にも力を注がれた。

 2016年に三笠宮さまが100歳で逝去した後は、当主として宮家を支えられた。昨年6月に百寿を迎えた後も、宮邸を車椅子で散策するなど穏やかな日々を送られていた。

 百合子さまの逝去により、皇室の方々は16人になる。

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