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侍ジャパンがきょう韓国戦、アジアのライバルの成長株は国内リーグで「30-30」達成の21歳

読売新聞 / 2024年11月15日 16時0分

14日のキューバ戦で2本塁打など5打点の活躍を見せた韓国の金倒永=大原一郎撮影

 野球の国際大会「ラグザス プレミア12」1次ラウンドB組で日本代表「侍ジャパン」は15日夜、台湾の台北ドームで第2戦を韓国と戦う。第1回大会で日本は韓国に準決勝で敗れ、第2回大会では決勝で逆転勝ちして雪辱を果たした。そのアジアのライバル・韓国代表の注目株が、今季の国内リーグで38本塁打、40盗塁を達成した21歳の金倒永(キムドヨン)内野手だ。

 身長1メートル83、85キロ、右投げ右打ちの三塁手で、起亜タイガースに所属した今季は打率3割4分7厘、109打点をマークし、「40-40」にも迫った。日本と決勝を戦った昨年11月のアジアプロ野球チャンピオンシップでもスタメン出場し、気迫あふれるプレーでその存在を日本チームにも印象付けていた。

 世界野球ソフトボール連盟(WBSC)のホームページによると、今回の韓国代表は、2026年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)や28年のロサンゼルスオリンピックを見据え、数年前から強化を続けてきた若手中心の編成で、柳仲逸(リュジュンイル)監督は「うちのチームに欠けているのは経験。WBCや五輪の主力になれるよう、若い選手たちに国際試合の舞台で自信をつけさせたい」と話す。

 1次ラウンドの韓国は14日にキューバを8-4で破った。「3番・三塁」で出場の金倒永は、ソフトバンクで今季パ・リーグ最優秀防御率左腕のリバン・モイネロから満塁本塁打を放つなど、2本塁打を含む3安打5打点の活躍を見せた。初戦の台湾に敗れ、2次ラウンド進出に向けて負けられない韓国を、長打が持ち味の若きスターが引っ張る。日本は今季セ・リーグ最優秀防御率の高橋宏斗(中日)が先発する。(デジタル編集部)

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