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侍ジャパン先発の高橋宏斗、韓国の中軸を3者連続で空振り三振…物足りなさも残る4回2失点

読売新聞 / 2024年11月15日 23時45分

先発の高橋宏=片岡航希撮影

 野球の国際大会「ラグザス プレミア12」は15日、台湾で1次ラウンドB組の2試合が行われ、日本代表「侍ジャパン」は韓国に6―3で逆転勝ちし、2連勝を飾った。

日本6―3韓国

 日本が2連勝。先行された直後の二回に紅林の2点打で逆転。その後も追う展開となったが、五回に牧の2点打で再びリードを奪い、七回に森下の2ランで突き放した。日本は先発の高橋宏が4回2失点。六回以降は中継ぎ陣が奮闘し、相手の反撃を封じた。

持ち味も課題も、経験重ねた22歳

 台湾で迎える初戦の韓国戦で、先発を任されたのは高橋宏。初めての球場で、持ち味も、課題も出たマウンドとなった。

 二回一死、この日初めての長打を許したところからあっさりと失点。だが、味方の援護で逆転した後の三回は武器のスプリットが効いた。前夜のキューバ戦で2本塁打と好調の3番・金倒永キムドヨンから3者連続でスプリットで空振り三振。警戒していた相手打線の中軸を封じてみせた。

 吉見投手コーチは「だめでも(調子がよくなくても)試合を作れるようになった」と今季の成長ぶりを評価していたが、尻上がりにいきたかった四回に一発を浴び4回2失点。物足りなさも残る投球内容だった。

 リーグ戦では防御率1・38でタイトルを手にした22歳。2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)以来の代表で、また一つ経験を重ねた。(平島さおり)                                                                                      

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