ＧＰフィンランド大会、鍵山優真が首位発進…女子は自己ベスト更新の吉田陽菜がトップ

男子ＳＰで首位に立った鍵山優真（ヘルシンキで）＝平地一紀撮影

　【ヘルシンキ＝平地一紀】フィギュアスケートのグランプリ（ＧＰ）シリーズ第５戦、フィンランド大会は１５日、ヘルシンキで開幕し、男子のショートプログラム（ＳＰ）で、２０２２年北京五輪銀メダリストの鍵山優真（オリエンタルバイオ）が、１０３・９７点で首位に立った。友野一希（第一住建グループ）が２位、山本草太（中京大）は４位につけた。女子では、吉田陽菜（はな）（木下アカデミー）が自己ベストを更新する６７・８７点で首位。松生（まついけ）理乃（中京大）は４位、三原舞依（シスメックス）は６位だった。

　第４戦のＮＨＫ杯に続く２戦連続優勝のかかる男子の鍵山が、納得の表情を見せた。ＮＨＫ杯のＳＰにはわずかに及ばなかったものの、大きなミスはなく、２位に約１３点差を付ける好スタート。「連戦というところもあってあんまり欲は出していなかった。まあまあでした。でも、今日は最初から最後までＮＨＫ杯と同じような感覚で、落ち着いてできたので、よかったなと思う」と手応えを語った。

　女子で首位発進の吉田は「すごい緊張したけど、その中でも落ち着いて滑れて、本当に安心した気持ちが一番大きい」とホッとした様子だった。