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佐々木勇気八段、馬を拠点に総攻撃…「藤井竜王はここを耐えしのげるか」

読売新聞 / 2024年11月16日 13時18分

封じ手を指す藤井聡太竜王(右)と佐々木勇気八段(16日午前、大阪府茨木市の複合施設「おにクル」で)=若杉和希撮影

 将棋の最高棋戦で、藤井聡太竜王(22)(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖)に佐々木勇気八段(30)が挑む第37期竜王戦七番勝負(読売新聞社主催、特別協賛・野村ホールディングス)の第4局が16日午前9時過ぎ、大阪府茨木市の複合施設「おにクル」で再開された。

 佐々木八段が香を犠牲にして馬を作り、銀を中央に繰り出した局面で1日目を終えていた。立会人の久保利明九段(49)が開いた、藤井竜王の封じ手は△9八香成。桂取りを見せて先手にプレッシャーをかける手で、控室でも有力と見られていた一手だった。佐々木八段は決断良く▲3四歩と打つと、馬を拠点にして後手陣に総攻撃を始めた。

 解説の大石直嗣七段は「佐々木八段は局面に自信を持っているようで、指し手が速い。藤井竜王にとっては、ここを耐えしのげるかどうかだ」と話している。

【2日目手順】▲佐々木△藤井

△9八香成(封じ手)▲3四歩△4四銀▲同 銀△同 歩

▲3五馬△4三銀▲4六歩

△6五歩▲4五歩△6四角

▲2六飛

持ち時間

各8時間△5・22分▲3・24分73手

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