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三笠宮妃百合子さま「お舟入」儀式、喪主・彬子さま参列…宮邸の弔問記帳に1365人

読売新聞 / 2024年11月16日 20時27分

三笠宮妃百合子さまの「お舟入」を前に、宮邸を弔問された天皇、皇后両陛下(16日午後、赤坂御用地で)=代表撮影

 15日に亡くなられた三笠宮妃百合子さまのご遺体をひつぎに納める「お舟入ふないり」の儀式が16日夕、東京都港区の三笠宮邸で行われた。

 午後5時からのお舟入には、喪主を務める寛仁ともひと親王の長女彬子あきこさまと次女瑶子ようこさまのほか、高円宮妃久子さまと長女承子さまが参列された。その後、秋篠宮ご一家らも加わり、ご遺体に別れを告げる儀式「拝訣はいけつ」に臨まれた。

 これに先立ち、天皇、皇后両陛下と上皇ご夫妻が16日午後、前日に続いて宮邸を弔問された。両陛下、上皇ご夫妻は慣例により、葬儀には参列されない。

 宮邸では午前9時から一般の弔問記帳が始まり、1365人が訪れた。百合子さまが名誉総裁を務められた「いけばなインターナショナル」前会長の臼井延子さん(80)は「役員をねぎらう昼食会を開いてくださるなど、優しい方だった」と振り返った。

 三笠宮さまの陸軍士官学校同期生やその家族でつくる親睦会「卯月会」の弘田雅数代表(78)によると、百合子さまは三笠宮さまの逝去後、会員らを宮邸に招き「しっかりしなきゃだめよ」と声をかけられた。弘田代表は「本当にお世話になりました」と肩を落とした。

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