侍ジャパンが八回に7-6と勝ち越し、栗原の犠飛で代走五十幡が生還…試合は九回に
読売新聞 / 2024年11月17日 21時16分
野球の国際大会「ラグザス プレミア12」で開幕3連勝の日本代表「侍ジャパン」は17日、1次ラウンド第4戦(台湾・天母球場)でキューバと対戦している。日本代表の先発投手は早川(楽天)。第2戦の死球の影響で前日の台湾戦を欠場した栗原(ソフトバンク)が5番・三塁でスタメンに復帰した。捕手は今大会初めて佐藤(ロッテ)が先発マスクをかぶり、佐野(DeNA)が8番・指名打者(DH)に入った。日本はこの試合に勝てば、21日から東京ドームで始まる2次ラウンドへの進出が決まる。
日本7-6キューバ(8回終了)
小雨の中で始まった試合。日本は二回、2四死球で二死一、三塁から8番佐野(DeNA)の中前適時打で1点を先制。三回にも桑原(DeNA)、小園(広島)の連打などで無死満塁から森下(阪神)の中犠飛で2点目。四回には下位打線の連打から佐藤(ロッテ)の犠飛で3点目、五回には牧(DeNA)のタイムリーと佐野の犠飛で2点を追加した。森下は今大会、4試合連続の打点となった。
先発左腕の早川は6回途中まで4安打3失点も、要所で変化球を武器に7三振を奪い、横山(ロッテ)にマウンドを譲った。その横山がキューバ打線につかまり、メジャー93本塁打の代打モンカダの適時打などで4-5と1点差に迫られた。なおも二死満塁でマウンドに上がった3番手鈴木昭が後続を三振に切ってとった。
キューバは六回からソフトバンクで今季パ・リーグ最優秀防御率のモイネロが6番手でマウンドに上がったが日本は一死満塁から栗原が押し出し四球を選んで6点目を挙げ、突き放した。
しかし七回、キューバは一死一、二塁から4番デスパイネの投ゴロを4番手の清水(中日)が一塁に悪送球する間に2者がかえって6-6と追いついた。
日本は八回、3イニング目のモイネロの制球難につけこみ、一死一、三塁から栗原の浅い左犠飛で代走の三走、五十幡(日本ハム)がかえって7-6と勝ち越した。
1次ラウンドは、出場12チームが6チームずつ2組に分かれて総当たり戦を行い、各組の上位2チームずつが、21日から東京ドームで始まる2次ラウンドに進む。
日本のスタメンは以下の通り。
▽1番レフト・桑原(DeNA)、2番セカンド・小園(広島)、3番センター・辰己(楽天)、4番ライト・森下(阪神)、5番サード・栗原(ソフトバンク)、6番ファースト・牧(DeNA)、7番ショート・源田(西武)、8番指名打者・佐野(DeNA)、9番キャッチャー・佐藤(ロッテ)、先発投手・早川(楽天)
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