兵庫県知事選で斎藤元彦氏が当選、「改革の継続」訴えてＳＮＳで支持広げる

聴衆にサインをする斎藤さん（１６日、兵庫県西宮市で）＝近藤誠撮影

　１１月１７日に投開票された兵庫県知事選で、前知事の斎藤元彦氏（４７）が、同県尼崎市の前市長稲村和美氏（５２）ら新人６人を破り、当選を果たした。

　斎藤氏はパワハラなどの疑惑を内部告発された問題で県議会から全会一致で不信任決議を受けて失職したが、選挙戦で「改革の継続」を訴え、ＳＮＳを通じて支持を広げた。

　不信任を受けて失職した知事が再選されたケースは、２００２年の田中康夫・元長野県知事以来、２例目。

　選挙戦では、内部告発問題で混乱した県政の再建や知事の資質、３年間の斎藤県政の評価が争点となった。